実業団対抗ゴルフ選手権

悪天候を制した実力と勝負強さ!第17回実業団対抗ゴルフ選手権決勝大会

2026年10月24日(土)、第17回実業団対抗ゴルフ選手権決勝大会が谷汲コースにて開催された。

大会当日は、台風の接近に伴う雨模様。スタート前から降り続く雨の中、選手たちは朝早くから練習場へと向かい、ショットの感覚を確かめながら、決勝大会に向けた最後の調整に余念がなかった。

この日のグリーンコンディションは、スティンプメーター10.6フィート、コンパクション21.0。数値だけでは測れない雨天特有の難しさが、選手たちの前に立ちはだかった。 雨を含んだラフではクラブの抜けが悪くなり、思いどおりのショットを打つことが難しい。バンカーでも砂の状態が変化し、普段どおりの感覚では対応しきれない場面が見られた。

そして、選手たちを最も悩ませたのがグリーンだった。 雨の影響でボールの転がりが変化し、速いのか、重いのか、その感覚をつかむことさえ容易ではない。例年の決勝大会とは異なる重いグリーンに、パッティングのタッチを合わせきれず、距離感に苦しむ選手の姿も見られた。

晴天時とは全く違うコースコンディション。ショットのわずかなブレが次の一打に影響し、繊細なタッチが求められるアプローチでも、イメージ通りの結果につなげることは難しい。普段の実力に加え、その場の状況を見極め、刻々と変化するコンディションに対応する判断力が試される一日となった。雨という厳しい条件の中、選手たちは一打ごとに状況を読み、慎重に攻略の糸口を探りながら、決勝大会の舞台に挑んでいた。

厳しい雨の中で繰り広げられた団体戦は、各チームが一打に神経を研ぎ澄ませながら、最後まで緊張感のある戦いを展開。その難しいコンディションを攻略し、見事大会を制したのは、232ストロークを記録したセンコー㈱。2位に2打差をつけ、悪天候の中で確かな実力を発揮して優勝を勝ち取った。一打の重みが勝敗を左右する展開の中、天候やコース状況に応じた冷静な判断と、最後まで崩れないプレーが勝利を引き寄せた。

一方、個人戦で頂点に立ったのは、72ストロークでラウンドした中川拓海選手。前半は39ストロークで折り返した中川選手。難しいコンディションの中でも粘り強くプレーを続け、後半は33ストロークと見事な巻き返しを見せた。前半から一転、後半でスコアを大きく伸ばす安定したプレーで、トータル72ストロークをマーク。雨に翻弄される選手も多い中、卓越した技術と集中力で個人優勝の栄冠を手にした。

台風接近による雨という、例年とは大きく異なる条件で行われた第17回実業団対抗ゴルフ選手権決勝大会。ショット、アプローチ、パッティングのすべてにおいて高い対応力が求められる一日となったが、選手たちは最後まで諦めることなく、一打一打に全力を尽くした。厳しいコンディションだからこそ生まれた熱戦、今年の決勝大会を印象深いものとした。

団体戦:優勝チーム

団体戦入賞企業 合計ストローク
優勝 センコー㈱ 232
準優勝 トヨタ自動車 A 234
3位 ㈱SCREENホールディングス 237

h3_team

団体戦優勝:センコー㈱
出場選手:中川 拓海・高野 健汰・伊達 真一・塚野 元基

これまで決勝大会では2位に終わることが何度もあり、悔しい思いをしてきました。今回、初めて優勝することができ、本当に嬉しく思います。コースはとても綺麗に整備されていて、気持ちよくプレーできましたが、雨の影響もあり、バンカーの難しさや、状況によって変化するグリーンの攻略には苦戦しました。難しいコンディションの中、チーム一丸となって戦い、念願の優勝をつかむことができて、喜びもひとしおです。

個人戦:優勝者

個人戦入賞者 ストローク
優勝 中川 拓海 72
準優勝 福田 充宏 73
3位 牧野 公洋 76

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個人優勝:中川 拓海 選手(センコー㈱)

雨の中でのプレーでしたが、後半は3つのバーディーを取ることができ、調子も良かったです。特にパターがよく入ってくれたことが、良いスコアにつながったと思います。自分でも思っていた以上のゴルフができ、最後まで良い流れでプレーすることができました。このような難しいコンディションの中で優勝できたことは、本当に嬉しいです。